「疼痛マネジメントの基本」 cancer Pt. complaint 衰弱 95%、痛み 80%、食欲不振 80%、便秘 65%、呼吸困難 60% (A-Z Pocketbook of Symptom Control(Peter Kaye) The Education on Palliative and End-of-Life Care (EPEC) Project → 【症状マネジマントの原則】 全身状態の把握、時宜に応じた適切な治療、 Pt, Familyへの丁寧な説明(文章化)、 薬剤について、内容・目的・服用方法を正確に伝える 【癌による痛み(P)】(4種) 内臓のP、骨転移によるP、軟部組織浸潤によるP、神経浸潤・圧迫によるP 【癌に以外が原因の痛み(P)】(4種) 筋肉・筋膜のP、便秘のP、臥床に伴う腰のP、関節のP 「癌による痛みの特徴」 進行性で、持続性で、多発性である。 骨転移や神経因性疼痛などオピオイドだけでは取りきれないPがある。 <<癌性疼痛治療の原則>> 経口薬が基本(by the mouth)。痛みの程度に合った適切な効力の薬剤を選ぶ(by the ladder)。 時刻を決めて規則正しく投与(by the clock) 細かい配慮を欠かさないこと(with attention to detail) ーWHO癌性疼痛治療の基本原則ーWHOの3段階除痛ラダー <<癌性疼痛治療のポイント>> Drが初回計画。二回目の評価を受け持ちNsがおこなう。 (変えてどうだったか。incident報告(ヒヤリ・ハット) 正しい情報を提供。治療効果の判定を頻回におこなう。 鎮痛薬の副作用対策。 必要に応じて鎮痛補助薬を処方。 (抗けいれん、抗てんかん、ステロイド NsaidSをできるだけ併用すること 必要に応じて薬剤の投与ルートを変更。不眠対策。せん妄に注意。 精神・心理的苦痛、spiritual painについて配慮する。 死が近づいたら、原則として、痛みと鎮静目的以外の薬剤を中止